東日本大震災から丸13年が経過しました。2019年、私たちは震災により中心市街地が壊滅的な被害を受け多くの方々が亡くなられた岩手県陸前高田の地から、鎮魂の祈りと未来への希望を届けるために『響け!希望のトランペット~未来に向けて届けよう!日本そして世界の被災地へ』と題したトランペットの演奏会を開催しました。今年で6回目を迎えます。
今年は、元日に衝撃的な報道が飛び込んできました。能登半島で大きな地震が発生し、多くの方々が亡くなられ、この原稿を書いている1月末現在も多くの方々が避難所生活を余儀なくされていらっしゃいます。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。
13年前、初めて陸前高田を訪ね、その被害の大きさに言葉を失いました。それ以来、毎年陸前高田を訪ねていますが、少しずつ復旧、復興が進み街の景色も住民の方々の表情も変化してきました。先の見えない中で一日一日を積み重ね今日に至っていらっしゃるのだと思います。陸前高田の皆さんは能登半島地震を自分事として受け止められ苦しく辛い日々を思いだされていることと思います。そして何よりも被災された方々の身の安全と、一日も早い日常の回復を願っていらっしゃることと思います。
陸前高田の皆さんの願いと演奏者の皆さんの願いを重ね、亡くなられた方々への鎮魂の祈りと未来への希望、そして多くの尊い命が奪われている世界中の戦いの地に一刻も早く平和が訪れるよう祈りを込めて、今年の「第6回 響け!希望のトランペット」演奏会をお届けします。
実行委員会代表 西田 邦昭